ダメな男
6年程大手商社の子会社で働き、仕事、プライベートで色々とあり、結果、会社を辞めることとなったのです。
私が100%悪いのですが、その後離婚も経験し、そして、一人になります。
自業自得、その一言に尽きます。
ただ、この時でさえ、私は、なんで離婚になるんだ!と思っていたほどです。
全身全霊でやったのに。。。
ただ、許せないところがあって、その許せないところが、決定的だった?
いえ、違うのです。
実際は、一部ではなく、私の悪い部分をカバーできるものが一切何もなかった!!のです。
つまり、私は、ほぼ100%の圧倒的ダメ人間だったのです。
*ただし、この時は、まだ、殆ど100%ダメ人間だとは、まだ、感じていないのです。
80%くらいは、ダメなのだろうと、思っていたほどです。
何ら、いいところは、なかったのです。(これは、悲観的にとかではなく、事実です)
そして、今までの私の不徳が、大きな罰として返ってきたとも言えます。
不徳というより、当然の報いなのですが。。。
この時が一番、私にとって、一番地の果てに落ちていたのではないでしょうか。
その中で、以前お話したビックリマンシールの仕事を始めました。その彼は、独立し、成功し、いい暮らしをしていたため、どん底の私からするともう関係を続けていくのが辛くなります。
なぜ、私は、ここにいて、彼は成功しているのだろう。。。
(再度。。。自業自得なのですが 苦笑)
知り合いの仕事も少し減ったころに、その知り合いの下で働いているのが気持ち的に落ち込むため、遠ざかるようにその仕事から離れていきます。
その時に、関係ない人の元で働こうと、色々とアルバイトをしてみます。
①深夜のコンビニ
深夜なので、結構ゆっくりできるのかなぁとそんな軽い気持ちで働き始めました。
1990年代後半(大学時代)と比べ、コンビニの仕事は、覚えることが多くなっていました。また、乗降客の多い駅のコンビニであったため、納品が多く、深夜でも殆ど休むことができなかったのは、想定外でした。(おいおい、仕事しろ。。。)
そして、夏のイベントがある際は、狭いところ(駅の階段下)に動けない程の飲料が納入されます。
一番下の箱を引っ張った時に
「ピキッ!!」
と音がしたのです。。。
とっさに、これは、まずい、と思い、そして、ぎっくり腰だと分かりました。
ただ、アルバイトの大半は、大学生のため、ぎっくり腰なんか、分かりません 苦笑
そのため、なんでそんなことくらいで、動かないんだよ!という冷たい目で見られ、その時に無理したこともあり、今でもその後遺症?で時々腰が痛くなります 笑
また、AKBの指原(さん)似の大学生の女の子と夕方で交代の際、非常に冷めた目(なんでこのおっさん、ここで働いているの?)が印象的でした。
被害妄想かもしれませんが、この視線は、辛かったです 苦笑
②冷凍食品仕分け作業
こちらも少しお話したことがありますが、コンビニ向けの冷凍食品、アイスの仕分けを行っていました。
これは、寒すぎて、冬は、30分も作業をしていると指先に感覚がなくなり、夏は、冷凍倉庫と外の気温の急激な温度差で身体の調子が狂います。
そして、上司であった元ホストの冷たい眼。
私の態度が、変にプライドが高い、仕事のできないおっさん、だったため、前の仕事のプライドは、捨てろよ、おっさん!というような、そんな言動でしたので、ここでは、もうただの使えないおっさんでした。使えないおっさんにも関わらず、まだ、自分の立場が分かっておらず、自分より仕事ができない人に冷たく当たっていたのです。
ほんと、徹底的にダメなおっさんだ。。。
私は、おっさんだったため、配慮してもらい、優しい作業の部門に配属してもらったにも関わらずです。
冷凍倉庫で体を使う作業は、慣れていないため、1時間もいると頭痛がしてきます。
そうしますと、ある店舗の配送用の箱にあるはずのものがなく、ある店舗の配送用の箱にないものがある、というように、ミスを起こします。
大体はトラックの出発前に防げるのですが、トラック出発後に在庫確認した際に分かることもあり、その場合、赤帽などのトラックで、アイス1本でも運ぶことを行っていました。
その費用で2~3万円かかるのですが、哀れと思ったのか、倉庫会社(派遣の依頼先)の社員の方(私より少し年上)は、優しく、責めることをしなかったのです。
それが、逆に辛い。
そして、どうしても、一ヶ月に1回程、このようなミスをしてしまっていたのです。
③塾講師
講師は、多くは、大学生であったため、おっさんの私は、とにかく、なんだこいつという眼で中学生から見られ、尊敬のない中での個別レッスンは、精神的ダメージ大でした 笑
ここの経営者は、当時、まだ、20代だったと思います。
先日、この塾の前を通ったのですが、閉鎖されているようでした。
私は、この時、人生から徹底的に叩かれている時でしたので、起業している、彼を尊敬していました。
このアルバイト生活の間は、自分の自信を徹底的に砕かれる、そんな、日々だったのです。
もう、徹底的すぎてしまい、感情が消えておりました。
今までの自分が人を徹底的に追い詰めた、その人情味のない今までの人生から倍返し以上に徹底的にやり返されている感じです。
砕かれて粉々になっている私の自信や何もかもを、まだ、打ち続けるのですか?と思う程何回も何回も朝から夜まで徹底的に打ちのめすのです。
これで終わったのかな、と思ってホッとしたのもつかの間、少しでも「自信」、「怠慢」、その他、何らかの感情が出てきた際に、必ず、打ち砕くのです。
これは、人生が私に課した大きな試練でした。
*追記:偉そうなことを言っていますが、こんなことがあっても、未だに、私の中でダメなところが多く残っています。