覚悟

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仕事が進まないのは、「決断」ももちろんありますが、その前に一つ、やることがあります。

1,取引先のために

2.自分の立場を顧みず

3.結果を出す

仮に、自社の社長であっても誰であっても万が一反対されるようものなら、狂ったように頑なに顧客のために突き進むのです。

嫌われることくらいどうでもいいのです。

なぜか、

周りは、サラリーマン社長を含め、仕事に覚悟をもってやっていない人が殆どだからです。

(もちろん一生懸命仕事している、とは、言いますが、一生懸命と覚悟をもって仕事するとは圧倒的に異なります)

真剣にやっていれば、必ず、取引先は、味方になると信じ、そして、今日を最後と決め、取り組みます。

明日、自分の席が会社にないのに明日のことを考えるのは、バカげてます。

既成概念を取り払う

そして、

現場を廻り、状況を把握することが必要です

これがなかなかできないのです。

現場に行く行為というのは、これまた恐怖なのです。

まず、殆どの同僚や競合他社は行きません。

なぜか、現場は、一番きつい場所だからです。

最初、現場に行くと、「何しに来たの?忙しいから帰っていいよ」と、もうけちょんけちょんです。

本当に1分で帰りました。。。苦笑

誰も行かないから、行く価値がある。

現場に行くと、本部と現場の乖離があり、必ず、困った、ということが起きています。

本社には、言いづらいけど、稀に現場に来る人には、困ったことを言いやすいのです。

そして、その困ったこと、を解決するのです。

殆ど現場に来る人がいないため、問題(現場の課題)は、自分の専門外のことで多くは、起こります。

一例ですが、私は、自分の扱う原料ではなく、しかも、全く関係のない原料でもない、製品を中国、香港と探しに行ったことがあり、現地の工場に品質を確認し最終的にそのものを調達しました。

専門外のものの品質を一人で確認しに行き、そして、その納入に責任を持つ。

しかも海外から

怖くて、背中がぞくぞくしますよ 笑

私が失敗したら製造ラインが止まるかもしれない。いやぁワクワクしますね!

そして、時には、インドへの輸出を会社としては、初めて行います。

ただ、これも最大の危機に直面します。

もう終わった。。。

自動車の製造ラインを私のせいで止めるかもしれない。 もう今日で終わりだ、と。

幸運にもある人が助けれくれましたが、それが解決する前までは、もうどう説明すればいいのか、と、責任が取れない程の大きさに、寝むれない夜を過ごしたのを覚えています。

(と言いましても、きちんと数時間は、寝ましたよ!笑)

自動車のラインを止めるというのは、これは、自動車業界の関係者であれば、どれほど大きなことかが分かっていただけると思います。

どれくらいかと言いますと、売上数千億円の会社がこの一回の失敗で、倒産させる程の衝撃波なのです。

このようなことがあると、普通のことでは、特に動じないようになります。

自社と畑違いの関係のないことで、現場の課題を解決すると、

えっ?そこをやってくれるの?

畑違いなので、全く期待していない、そこを突くのです。

そして、必ず、現場(仕事のできる責任者)が髙橋の味方となります。

これのようなことを繰り返すと、私の指示に従ってくれるようになります。

高橋の言うことなら聞こうと。

つまり、仕事をコントロールすることができるのです。