矢を放つ

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当時、日本では、社長がいつでもオープンに意見を言っていいということがよく言われておりました。その当時の社長もその考えで、いつでもメールをしてきていいと。

 

そうなのです。
鬱憤がたまっていたこともあり、髙橋は、あろうことか、背中から矢を放ったのです。

 

最悪。。。

 

自信過剰の髙橋は、社長の言葉を真に受けて所属していた部署の、できていない点を挙げ、改善すべきであると、社長にメールします。

 

その後、社長から、部長へ問題点を確認し、改善方法を報告せよ、との連絡がきたのです。社内で大問題になっていたことに恐怖を感じ、私、髙橋は、会社に行くのが怖くなってしまいました。

 

毎日が地獄。。。

 

なんとか部長から社長への報告が完了した後、部長から、「髙橋さん、背中から矢を打ったらダメだよ」と言われたのです。もし、問題点を感じるなら、自分の上司にまずは、相談すべきだと。

 

はい、おっしゃる通りです。
まさに、正論です。。。

 

髙橋、今までないくらいに落ち込む。。。(当たり前だろ!!)

 

その後の会話は、よく覚えていないのですが、改革するのなら圧倒的な実力をつけて、そして、他を巻き込んで行うべき、というようなことを言われたのではないかと、思っています。全く覚えていないので、そう言われたか、定かではありませんが、そういわれた気がするのです。

 

そして、その部長から、これを読むように、と渡されたのが「鬼平犯科帳」でした。

 

これが、その後、私の、バイブルの一つとなります。

 

背中から矢を打つ怖さを味わった髙橋は、
この事件をきっかけに、少し変わったと言いたいのですが、懲りずに、自信過剰のまま過ごすのです。

 

ここまで、打ちのめされて、変わらない、

 

しょーもない。変に自信があったのです。自分は、他の人とは違う、才能があるんだ!
(全く根拠も何もないにも関わらず。。。呆れます)
そして、無駄なプライドももちろん持っていました。

 

高橋は、鈍感なのか、バカなのか。。。明らかに2つを兼ね備え突進していくのです

 

管理部門で迷惑な(どこから矢を放つのか、怖い)存在となった髙橋は、その後、営業所で鍛えるべきだとの声があがり?営業所へ飛ばされます。

 

飛ばされた髙橋、今後、成長するのか、はたまた、まだまだ、迷惑をかけるのか、目を離せません。
(怖くて見てられません。。。汗)

2021年12月17日