沿ドニエステル共和国
このブログを見られている方は、まず知らない、そんな国(地域?)を、ご紹介させていただきます。
現在、呼び名が、トランスニストリアとなっているようですが、私は、沿ドニエステル共和国という呼称に馴染みがありますので、今回は、沿ドニエステル共和国で統一させていただきます。沿ドニエステル・モルドバ共和国とも呼ばれているようです。
このブログを見ておられる方で、この国名を聞いたことがある人は、地理に詳しい人でもあまりいないかもしれません。
この国の情報も、ネットでも殆ど出ておらず、Wikipediaを見てもよく分かりません。
もちろん、私、髙橋は、以前、沿ドニエステル共和国に入国し、宿泊し、自分の眼で確かめに行ったのです。
この国に行くには、通常モルドバから入ります。現地に入国する外国人はほとんどおらず、そして、入国時は、銃を構えた軍人?による検問がありました。
そして、ここが今回のポイントなのですが、ここ数年?外国人の宿泊が許されなくなったのです。細かいことですが、日本でも世界でも誰もニュースに取り上げられていないのです。
あまりにも行く人が少なく、そして、あまりにも小さいこと?のためです。
統制が厳しくなったのでしょう。
ん??なぜ??
ほとんど影響のない国で、ただ単に宿泊できなくなっただけでしょう!些細なことすぎて全く何の影響もないでしょう!と思っていませんか?
本当ですか!?
わけのわからない陰謀論の前に、本当の情報の発信を私は期待しています!
沿ドニエステル共和国は、独立宣言をしておりますが、独立国として認められる条件の一つである、世界からの承認が得られていないのです。
ただし、ロシアからは、国として認められています。
モルドバは、東欧にある旧ソ連の構成国でした。そして、地図をみていただければわかりますが、沿ドニエステル共和国は、モルドバ国内?にありながら、そして、ウクライナと国境を接しています。
実は、この沿ドニエステル共和国は、ロシアの支配地なのです。
そして、住民は、モルドバ人ではなく、ロシア人が殆どです。
なぜ、ロシアに支配されていると分かるのか。
分かりますね。
そして、ソビエト連邦の一部であると宣言している世界で唯一の国です。
ソビエト連邦は、崩壊していない??
街を訪れれば、ソビエト連邦を、肌で感じることができます。
そして、天然ガスという首根っこをつかまれ、ソビエト連邦に挟まれているウクライナも徐々に支配されていくでしょう。
共産主義VS民主主義(資本主義)の闘いで、意外や意外?に民主主義が押されつつあります。
誰かの陰謀でコントロールできる状況ではないほど世界の金融は、巨大になっており、陰謀論は、あり得ません。陰謀論を語る前に、自分で各国の状況を目で見る、伝聞ではなく、現地の人の話を聞きに行く、それが大切ですね!
2021.11.12