安全にコインを受け取るには

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一番緊張するのは、コインが発送された後、海外からきちんと届くか、毎回、届くまで安心ができず、ついつい追跡番号で何回も現在の場所を確認してしまいます。

 

なぜ、ここまで不安になるのか。

 

どのようなルートで輸送されているかご存じですか?

 

イギリスやEU諸国から輸入することが多いかと思いますが、中継地点は、〇〇です。

そして、木曜日又は金曜日にヨーロッパを出ている場合、土日を保険の付保のないまま、〇〇の倉庫に丸2日間、保管されています。

そのため、当社では、紛失リスクを減らすため、可能な限り、月曜日又は火曜日に発送してもらうように依頼しています。

 

前回お話いたしましたが、海外オークション会社であれば、通常は紛失時のリスクまでオークション会社が危険負担してくれることが多いため不安感は減りますが、海外の小さいディーラーでは、保険を付保していないことも多いです。

 

英語が苦手な方は、海外の日本人ディーラーから購入することがあるかもしれません。その場合、購入する際の条件に、DDP(Delicered Duty Paid)を加えれば一番ベストです。

 

DDPとは、簡単に言いますと、お客様(日本)が受け取るまで売主が、責任を持つという購入者にとって一番わかりやすい、そして安心な方法です。輸入の際の消費税は、輸出者側が負担(購入時の価格に追加します)します。

 

ただし、そこまでやらないと思います。

詳しくは、書けませんが、それは、双方(販売者、輸入者)にとってメリットがないためです。
*ヒントは、このブログにあります。

 

DDPでは、難しいと言われた場合、購入の条件(契約書)の引き渡し条件を必ず、DAP(Delivered at Place)と書面の上で合意してください。

 

DAPとは、日本のフェデックスなどの輸送会社に貨物が到着し、お客様に渡せる段階(簡単に言いますと日本に到着した時点)で危険負担が購入者に移転します。

そうしますと現地から日本のフェデックスに到着後、購入者様に渡せる状態になった時までの紛失リスクは、全て売主負担となります。

つまり、海上保険は、売主が負担し、かけるものとなります。保険をかけなければ、紛失の際、売主(海外ディーラー)が、購入者へ、返金することになります。それが、DAPです。

 

上記条件を一つ追加することにより、海外から安心して購入できますね!

 

余談ですが、海外から直接購入するメリット?として、消費税の支払いを4%安く抑えられるから購入している人がいるかもしれません。ここで注意躍起をしておきます。個人使用として将来ご自身が、なくなるまで絶対に販売しないのであればいいのですが、通常、将来販売する可能性があるはずです。

その場合、消費税率、6%ではなく10%となります。

フェデックスなどから、個人使用ですか?と聞かれても「いえ、将来販売する予定です。そのため、10%でお願いします」、と答えるのが正解です。

5年後、若しくは、10年後に税関が事後調査にきた際にそのコインがなかった場合、追徴課税と重加算税の対象となります。

もちろん、フェデックスと輸入者とのやり取りは、きちんとファイリングされていますので、気を付けてください。

2021.10.30