1777年 ルイ16世 都市景観 金メダル MS62PL NGC

カテゴリ:フランス

年号 1777年
国名 フランス
鑑定番号 5790609-013
グレード MS62PL NGC
販売価格 15,000,000円(税込)
発行枚数 -枚

コイン紹介

2022年11月16日

ラ・ロシェル商工会議所(Chamber of Commerce)から発行されたメダルとなっており、フランスの湾岸都市、ラ・ロシェルが裏面に描かれております。

*ラ・ロシェルは、プロテスタントの半ば独立状態であったが、1628年のラ・ロシェル大包囲戦により、王の直接支配となった湾岸都市です。

裏面の都市景観、非常に鮮やかです!!

1777年、ヨーゼフ2世は、マリー・アントワネットに忠告のため、パリを訪れます。

この時期、マリー・アントワネットの浪費癖は、ピークでした。

つまり、この時期、ルイ16世は、あらゆる手段で王妃の浪費分をカバーしようと、プロテスタントであったラ・ロシェルをカトリック都市にすべく占領した裕福な湾岸都市ラ・ロシェルの商工会議所でメダル発行し、王の肖像権使用の対価を多額にもらい、浪費分をカバーしようと工面したのではないか。

自然に考えた時、そう、解釈できないだろうか。

マリー・アントワネットが王妃になったことで、ハプスブルク家とブルボン家が結ばれたのは大きな歴史的出来事でした。歴史的な大きな転換期のこの時期に、マリー・アントワネットにとっては、結論から見ると不幸な婚姻であったでしょう。

ただ、これは、「因」と「果」ともいえるのです。

臣民に一切接しようとしなかった点、これが、大きな過ちであり、遊びの時間の数時間でも自分の時間を割いて、臣民の生活を知ろうとすれば、もっと打つ手があったはずなのです。

国家財政が、太陽王14世の戦争により、火の車であったにも、関わらず、それを知ろうとせず、宝石を狂ったように購入してもいたのです。

また、16世は、禁止したにもかかわらず、マリー・アントワネットは、賭博を開き、お金をもってくるものであればだれ構わず招き入れたのです。

そして、仮面舞踏会を開くなどやりたい放題

その後は、結婚の際に贈られたトリアノン宮殿に、ヴェルサイユ宮殿の堅苦しさから逃れ、そこでも贅沢三昧を行います。

その一方、ルイ16世は、それとは異なり、倹約家でした。

そして、刻々とフランス革命が迫ってきているとは誰も本気で思ってなかったでしょう。

この世が永遠と続くかのように。。。

<総評>

この1枚しか鑑定はみたことがなく、もう手にすることはないかもしれません。ルイ16世と都市景観この組み合わせのメダルでこの状態は、目にすることはないでしょう。買いの1枚です。

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